日本の古い民家での撮影。
前回の記事にコメントありがとうございました！Raymondはなかなかにユニークな表情をしてますので、そこで和んでいただければ。
また、当方のコーディネイト、なるべく載せるようにしているのですが参考になれば幸いです～。
前はもっとまじめに書いてたんですがちょっとこまごまとしたアクセサリ関係の表記が煩雑すぎたので最近はざっくり文章になってます（笑）
これからは自作のアイテムを少しずつ増やしていくつもりです。
さて、今回は去年の12月12日の写真を。。。場所は服部緑地にある大阪民家集落博物館です。
日本の古い民家をそのまま移築復元した珍しい場所です。まさか大阪にこんなところがあるとは思わなかった。
博物館内（屋外ですが！）風景は商用でない限り自由に撮影させていただけます。
そのなかの古民家数棟が貸切可能なことを知り、人形撮影OKかどうかわからなかったので、思い切って問い合わせてＯＫを頂くことができました。
今回お借りしたのは向かって右の棟。南部の曲家という、博物館内で最も広く、明るい棟だそうです。
周囲は紅葉がまだ残っています。
今回大阪内の施設だし、と気軽にカート引っ張ってやってきましたが、とんでもなかったです(；´Д｀)博物館内はほぼ山道で、カートは無理！
まだ開館間もないころなので人もぜんぜんおらず。スタッフの方が落ち葉を掃き寄せる音と小鳥の声だけというこの極楽…
しかしこのあと間もなく、ボーイスカウトの子供たちで周囲は埋まり騒然となります（笑）なんか年最後の総括イベントがあるらしい。
今回同行の小蓮さんが遅れてこられるとのことで、その間ブラブラ周囲を散策。どっちかというと着いたとたんもう撮影より散歩がしたくてしたくて。
いやあほんと素敵。日本の家屋風景はホッとするやさしさがあります。確か、ここにある白川郷の合掌造りは日本最古に並ぶものだとか。
途中の民家で、スタッフの方が囲炉裏に火をくべていらしたのでしばらくそこで休憩。ボランティアの方が、周囲を掃除し、掃除と家屋の天井のすすを維持するためにこうやって交代で火を入れられているそうです。
屋根の葺き替えも併せ、今では維持のためのお金と手間がとてもかかるものですなあ。ああ、火のそばは落ち着く…
小蓮さんも到着したので、そろそろ撮影開始。これが今回お借りした、曲家の内部です。普段、展示は土間までで内部への出入りはできません。
すべてが文化財ですので、細心の注意で撮影します。荷物や機材は、板目を傷つけないよう布を敷いて使用。人形なら大丈夫でしょう、ということでしたがなるたけそうっと。
屋内は、喫煙はもちろん飲食も禁止です。以前、それでも撮影で使用された方が飲食されていたとのこと。もう貸すことは無理じゃないかという話も出ていたようです。
スタッフの方は禁止事項を細かくうるさく言って本当に申し訳ないですと恐縮されていましたが、そんなのは至極当たり前のことです。。。
土間の上がり口と、奥の畳部屋。縁側や土間までは当然来館者が見学に入ってきますので、注意（＾＾；）
撮影の合間に再び今度は小蓮さんと散策したとき、別の棟に上がらせていただいてそこの火起こしをしていらっしゃる方としばらくお話しました。
大阪の財政が厳しいため、こういう施設は予算がどんどん削られて、人が来てくれないと維持できないからたくさんの人に知られて来て欲しい。撮影会とか、今も時々されてますがもっとやって欲しい、ということでした。
そんなときに庭口で結婚式用の撮影に親子連れが来られていました。中国の方も前撮りでよく来られるそうです。なんでも、海外で前撮りするのがあちらのステイタスなんだとか。
そうそう、とても面白かった話が、その話をしていた民家（確か宮崎のもの）をこちらへ一度ばらして移築する際、宮大工さん達があまりにもしっかり綺麗にくみ上げてしまって、学者の方々が渋い顔だったのだとか。
「どうも民家じゃなくなった」「板目もほら、節穴を綺麗にふさいでくれてるんですけど」って、文化財ってやつはすごく面白いなあと（笑）
というわけで撮影したものを何枚か。いや、枚数少なくてですね…というのも、お昼過ぎてからボーイスカウトの子供たち＋その親御さん達がこの棟を取り囲むこととなり、ものすごく騒がしかったのです。
おまけに親御さん達が縁側にどんどん座りだして…（これも禁止のはず）ｗ
なので昼からは小蓮さんと屋内脱出して散策しつつ撮影してました。
この日持っていったのは、8月に届いたMoyuヘッドとRGM01ボディ。ヘッドは新ノーマル肌、ボディは旧ノーマル肌です。微妙な色差…（^^;）
メイクでだいぶアゴ周りに色をかぶせたので、何とかなってる感じです。
綺麗な軒先の部分を入れたくて必死で撮ったやつ。
シャツとジーンズはAngelstudio。ウィッグは自作。ちと大きすぎたー(；´Д｀)そして案外頭が長いですねこのヘッドも。
レンズはおそらく、PENTAXのM50F1.7だったと思います。
軒先、こんな感じなんですー！素敵でしょ。ああ、今度はもう少し見方が変わって、良いのが撮れるかもしれないからリヴェンジしたい、今年またお借りできるかなあ。
もうそろそろ一年前の出来事になるので、ルールや体制等変わってないことを祈るばかりです。さて、次ページからは屋外で。