御影公会堂での撮影。

2016/10/19

病院のテーブルが微妙に高くてむさくさ文字が打ちにくいです～。本日より数日、手術のため入院しております。
病名は膀胱がんで、前回より５年目で完治宣言いただけるギリギリの時期に再発しました。人生うまくいかないものですなあ。
まあ、一生付き合うものですしのんびりやるしかないです。

前回の入院ではe-mobileが必要だったのですが、５年経った今ではiPhone経由でPCでのネットが使えており、そこからのブログ更新です。
eモバもなかなかに早かったのですが、iPhoneでもネットサーフィンやブログ更新する分には充分すぎます。
いやあ全く便利になりました（*´д｀*）これからもっと便利になるのかなあ。とりあえず、ネットはどこでも無料でできるようになってほしいですな。

※Wikipediaより画像引用

さて、かなり時期が前後しますが、去年の７月２６日に御影公会堂にて撮影をしてきていたのでした。
御影公会堂（もう更新ストップされている古いページへリンク）は小蓮さんからこういうところありますよ～と伺っていて、写真での佇まいを見て是非行きたくて。
現在は、今年の４月から改修工事に入り、来年まで使用することができません。外観は維持されてもバリアフリー化でだいぶ内観に手は入るでしょうから、嗚呼…あと１回は行っておきたかった。
スタジオユニットさんのアメリカンスタジオや、パリッシュゲートさんの工場スタジオといい、そんなのばっかりです。

中はこんな感じ。階段吹き抜けのガラス天井がシンプルモダンで、対して曲線がたくさんの天井とか、大正から昭和初期あたりの建物のデザインって本当に素敵です。
４枚目の、あいてるドアの部屋が今回借りた場所です。ドアは重い木製でノブや鍵は真鍮製。
Wikipediaを読んでると、総工費が24万414円87銭だっていうんだから、どれだけ物価が上がったんだろうって…(；´Д｀)激動の時代よ…

連れて行ったのはNorman（新）と

Jack the Ripper（要）です。君、アシスタントのくせに毎回ええとこで撮ってるな～。
今回シェア利用は地元の小蓮さんはもちろん、いつも遠征してくださるShellさんと、ちょうど仕事で関西出向してらしたあおせさんも参戦。

新、Ver2メイクのころです。やっぱりこっちのほうがいいかしらねえ。実家でのシンナー使用がかなり難しいので、メイクはオールアクリル絵の具にするつもりでいます。
そこで先日ファレホをボークスで用立ててきました。お店の方が根気強く置き換えを調べてくださいまして、感謝しきり。
ちなみに私のエアブラシワークはほぼ、キャラクターフレッシュのピンク、ブルー、ウッドブラウン、マホガニー、艦底色、黒で用足ります（笑）
あとは時々タンとかブルーグレーも使いますが、それはパステルでも代替できるかなあ。

この日、ネックレスの持込をまるっと忘れましてorz 小蓮さんにお借りしました。いつもすみません…orz
トップスとボトムスはTATA’ｓ PARADISE。シューズはRingdoll。ウィッグはRingdoll、バングルは近所のエスニックショップで買った、可変タイプの指輪です。

対してRipperはタンクトップがNine9style。ジーンズはAngelstudio、シューズはLeeke World。
ヘアバンドはTATA’ｓ PARADISE、ブレスレットはTwo dimensions(2D)さん。ネックレスはこちらも小蓮さん作。ありがてーえｍ（＿＿）ｍ
シンプル～なのは自分の中で今年から流行ってるつもりでしたが、すでに去年から夏はこんなんでしたね、トップが白になったぐらいで（笑）
まあ、とにかく当日は本当に暑い日でしたので、上着を着せるつもりは皆無でした。

今回借りた場所の魅力はなんと言っても、このゆるーく湾曲した窓ガラス部分。
廊下は恐ろしい猛暑でしたが、部屋の中はしっかりと古く大きなエアコンが仕事してくれてました。いやあこの年数であんなにきっちり働いてくれるってすごいと思うんですよ。

レンズはA16とタクマーだったかしら。よく覚えておりません。ボケが六角形なので、たぶんFAではないと思います。
あと、MX1を持ち込み。最近。コイツが壊れましてね…(；´Д｀)フォーカス機能が利かなくなってしまいました…修理…はたしていくらかかるのかしら。

床のヒビが撮りたくて（笑）
この日、RGM01純正のハンドパーツと関節ハンドとの表現力の差を痛感してました。最終的に後で見て、ポーズのバリエーションも撮影枚数も、Ripperが上回ってました。
Normanのためにもなんとしても、このハンドパーツは何とかせねばならぬ。

この日のお気に入りの一枚。NormanやSOLのウィッグは、毎回毎回毎回悩みます…(；´Д｀)

お昼に小休止。ちょっと早めに地下に移動して、御影公会堂の食堂名物のオムライスー！（*´д｀*）ビニルクロスのかかったテーブルとか、まさに昔ながらの食堂、て感じ。
どこに行っても寿司以外ならひとまずオムライスが食いたいオムライス好きとしては、すごく楽しみで仕方なかったのでした。トマトの酸味が残る、サラッとしたデミグラスソースで上品なお味。
現在改修中のため閉店していまして、再開が大変難しいことが記事になっていました。→神戸新聞「老舗オムライス窮地　御影公会堂改修後の再開模索」

おなかを満たした後（*´д｀*）な心持で撮影再開。
これはお気に入りその２。こういう古い場所はどこもかしこもマテリアルが錆びたり荒れたり塗装が浮き上がったりしているので、モノクロがすごくいいですねえ。

廊下にて。今度の改修で、こういうところは補修されるのかな、と思います。建物としては良いことです。
そもそも撮影用じゃなくて、避難場所などにも使われる公民館ですもの。そしていずれまた、長い月日でこうなっていく…
けど、果たしてピカピカな場所だったら、足を運んで撮りたいと思っていたかなあという複雑な気持ち。
しかし暑かったなあ～ようしと廊下に出て、１０分保たない感じで部屋に逃げ帰る繰り返しでした。

これは、剥がれた壁面とカーテンの影とパイプを欲張って同時に撮ろうとして、結局どれもこれも盛大に伝わらなかった図

板の床。長年この上で何度も会議机と椅子が展開され引き回された、一昼夜では再現不能なずれやゆがみや傷達。
Ripperはアオリも優秀だ。しかし小指が…ああああ今気づいた！おおう！

そうだ、先日の学校撮影で面白かったことを思い出しました。この日もそうだったのですが、板張りでのドール撮影の場合、ドールが立っている板目と同じ板目を踏んでしまうと、ドールは盛大にバランスを崩し転倒事故が起こります。なのでドール撮影に慣れている人は、同じ板目を踏まないよう配慮しつつ、なるべく床板を揺らさないようにそうっと歩きます。
先日の小学校でも通り過ぎる方みんなそうでした（笑）
最近他人に説明するために人間撮影との違いを考えてみたりするのですが、これは人間撮影では絶対ない人形ならではの配慮だろう、と言えるかも（笑）
Ripperは１１ミリのシリコンアイのほうがいいでしょうかねえ。この日は確か、１３ミリだったような気がします。