アクリルメイクに切り替えました、その1。

引っ越してからメイク作業する部屋に鳥も同居するようになったことと、今後の体調も考えるとやはりシンナー使用を辞めなきゃなあ…というわけで、アクリル塗料でのエアブラシメイクをテストしました。今まで使っていたクレオスのMr.colorよりは多少なりとも塗料粒子が粗くなるはずですので、アクリルの中でも比較的粒子が細かいと思えるファレホでまずは置き換えをお試し。

で、ボークスのお店の方に相談して、いつも使ってるMr.colorの色に近いものをチョイスしてもらってきました。
MODEL Airはエアブラシ用にすでに希釈されたものですが、私はそれよりさらに薄く希釈しますのでエアブラシ用のトナーも一緒に。MODEL COLORは通常の濃度のものです。

で、実際にMigidollのRyoをリメイク。今回そろえたブラウン系がことごとく赤寄りでした。なんでもって、ちょっとパステルメイクに似たオレンジの色合いになっちゃってますね(笑)
いつもは黄色寄りのブラウンに艦艇色を足す形で赤系をつくっていたのでまずはそこでコケました(笑)
もう少し黄色寄りの茶が良かったんだけど、あんまり良いのがなかった気がするなあ。
今回アイはディ-ラー製の14mmグレーグラスアイ。通常サイズ瞳孔です。ボディはDikadoll70cm。

筆書きはいつもどおり、リキテックスのソフトタイプを使用しています。
リキテックスの茶色もそのまま使うとメイクに使える色はないもので。ファレホより粒子が粗くなると思いますが、一度リキテックスでも試してみようかしら。
アクリルでのエアブラシ作業は、濃度が薄いとレジンが塗料を弾いてしまうのですが、吹きはじめさえ慎重にやればそれ以外はMr.colorとほぼ同じ感覚でできました。
洗浄も水でできるし、エアブラシ用のトナーもあまり匂いがないのでこれは安心安心。
これでシンナー作業要素はメイクはがしのときだけとなりました。そのの作業くらいなら屋外でできるので無問題。夏暑くて冬寒いけど。

撮影したものを色々な色調にして上手く行ってるかお試し。Ryoのハンサムポイントは眼球でぐいっと持ち上げているような二重造形です。
そのおかげで少しだけ力をこめてこっちを見ている様になるので、Ring勢のような攻撃的ではない、控えめな意思の強さを視線に乗せてくれます。
あと、このヘッドは横顔がお気に入りです。横顔撮影ってのは背景空間をとらないとむちゃくちゃショボくなるので、自宅では撮影が難しく。また背景を探して撮りたいなあ。

そうそうところで、造形話題ついでに書きますとこのヘッドはなかなかに頭が長いんです。これらは数年前に撮ったものですが伝わるかしら。
なんかそれが気になって、頭頂を入れた写真をなかなか好きな感じに撮れなかったのですが。

もうここは…と開き直ってヘッドをぶった切りました。1cmくらい(手前のわっかが切った分)。
で、後頭部にとりあえずキッチンペーパー折りたたんで減った厚みを足してます。それなら切るなよって感じなんですが、これでトップを減らして一緒に減ったサイドだけ追加する感じになるんです。
ポリパテ足した方が美しいんですが重くなるし、使い勝手と撮り勝手が確定するまではひとまず現状はこれで。ふたのマステ止めが面倒になったら磁石埋め込むことにします。
これ、気軽にやると大失敗するので、ホント勇気が要ります。過去それでいくつかヘッドを使い物にならなくしたしね(笑)

結果こうなりました。翌日晴れたので屋外でもテスト撮影。ビミョーに頭頂部分が減ったの伝わりますかね…

メイクやっぱ薄いかね…でもRyoはこれで充分充分。これで頭頂入れても心置きなく撮影できるわあ。

12月、正午近くの光。昼間でも、夏の早朝のような雰囲気がでます。大好きな季節がやってきました!

以上新メイクのRyoでした。次はシリコンアイで試したいですね。
引き続き、次の記事では別のメーカーのアクリル塗料メイクを試します。